Twitter連続ツィート ～海外情報の規制は是か非か？～

今日は英会話のレッスンのため渋谷に行く。着いたら、先生がYouTubeで、自分の知り合いの女の子が出ているドラマを見ているところだったので、一緒にそれを見てお勉強。

そのうち話がいろいろ発展して、ある国のある事件の話にいきつく。そこで、外国人と話をするとよくあることだが、衝撃の話を聞く。それは、みんなも知っている大事件が、実は自作自演の疑いがあるということ。

なんと、その告発じみた話がYouTubeにあがっていたので、それを視聴。おいおい、これ、何年後かに映画になるんじゃないか？という内容で、つい最近見た「JFK」を彷彿とさせるものだった。

どうして先生はこれを知っているのかと聞いたところ、世界ではこういう事は普通に報道されるし話題にあがるものであり、日本だけが情報規制が厳しく一般人にはおおっぴらにされないということだった。
先生は、続ける。日本人留学生は、海外に行ったらまず、世界の危うさを知って衝撃を受ける、と。そりゃそうだろうなと、今日のYouTubeを見て思った。

ただ、その辺の情報規制に関しては前から知っていたので、根本的な驚きは無い。印象に残ったのは、そのあとの先生の一言である。「日本以外の国ではそんな話ばっかり。だから私は日本にいるのよ」

先生曰く、日本は平和で過ごし易く、自分を癒すために住んでいるそうだ。これは非常に深いと思った。僕は、海外での報道を聞いて、常々、日本の報道も、もっと深刻な世界情勢を国民に伝えるべきと思っていたからだ。

考えてみれば、政府をはじめとする公的機関やメディアなどの準公的機関は、国民を守り平和（な、気分も含む）を維持することを考えて行動しなければならない。もし、世界情勢を余さず伝えることがかえって国民の不安を煽り、世情を不安定にしてしまうなら、やらない方がいいという判断は妥当だ。

グローバリゼーションの波が押し寄せているいま、日本は日本しか知らなくてよい時代ではなくなった。とはいえ、ただでさえ世情不安定の現状、いきなり海外の様々な事実を解放しても、あまりプラスの効果はないと思われる。現状では、外国人と付き合いが必要なひとたちが、地道に知って行くしかない。

外国語教育強化のために多くの外国人を呼び、外国人が日本で働き易い環境を整備し、観光立国日本を実現させ、多くの日本人がもっと海外のことを知らなければ、という気運が高まったら、そのときが日本の転換点のように思う。

平和な日本のままがいいのか、諸外国と同様に強い危機感を抱きながらサバイバルする日本がいいのか、先生の話を聞くと悩ましいところだ。僕自身はどうなんだろう・・・。もっと知りたくもあり、知りたくなくもあり。

自分としては、一旦、知る方向で進もうと思う。それは、知らない状態と知った状態の両方を知って初めて自分としての意見が出せるからだ。 すでにいま、両方を知った上で意思をもって動いている方々に敬意を表しつつ、初連続ツィート終了。